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業界初: 村田製作所、0201 MLCC コンデンサに 10uF を圧入
2023-05-25

大手エレクトロニクスメーカーの村田製作所は、パッシブ技術の最前線に自らを置き続けています。同社は、0201 MLCCコンデンサに10µFを導入した最新のMLCC多層セラミックコンデンサを通じて、小型化されたフォームファクタと強化された温度性能を組み合わせた、高い静電容量レベルを備えたコンポーネントに対する高まるニーズに対応しています。

10μFの静電容量値(および±20%の許容差)を提供するMLCCのGRMシリーズは、0201インチ/0603Mパッケージサイズで提供されます。これらは、このような静電容量レベルを実現する市場で現在最小の MLCC 製品であり、通常仕様が必要な 0402 インチ/1005M 製品のサイズが 65% 縮小されています。その結果、使用するコンポーネントの数が大幅に減り、基板スペースの節約と部品表コストの削減につながります。

GRM シリーズは、ムラタ独自の薄層形成技術や完全に最適化された高精度積層プロセスなど、村田製作所の主要なイノベーションの恩恵を受けています。4.0VDC 定格の GRM035R60G106M 製品の温度範囲は -55°C ~ 85°C で、すでに生産されています。また、定格電圧DC2.5V(-55℃~105℃)の「GRM035C80E106M」を今年9月に量産し、定格電圧DC6.3V(-55℃~85℃)の「GRM035R60J106M」を2024年に量産する。

これらの MLCC は、スマートフォンのハンドセット、ポータブル機器、ウェアラブル、家庭用電化製品、サーバー、IoT ハードウェアのデカップリングおよび平滑回路への統合に非常に適しています。

「優れた静電容量値を持ち、PCB 占有面積が非常に小さいコンデンサ部品が確実に必要とされている市場分野は数多くあります」と、村田製作所のセラミックコンデンサマーケティング部長、中川英俊氏は述べています。「さらに、コンデンサの小型化は、エレクトロニクス産業の環境への影響の軽減に貢献し、必要な材料の量が削減され、製造時に消費される電力量も抑制されるため、長期的な持続可能性の実現に役立ちます。」

出典:村田

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